海外旅行のクレジットカード大辞典

クレジットカード普及率は2022年時点で79%と高く、他のEU国と同じく、クレジットカードが浸透している国と言えます。特にリスボンやポルトなどの都市部や観光地では、レストラン、ホテル、ショップ、そして多くのサービス業でクレジットカードが利用可能です。主要な国際ブランド（Visa、Mastercard、American Expressなど）が一般的に使用されています。よっぽどな地方にいかない限りは、クレジットカードと一部現金（キャッシング等）で問題ない国です。

インドネシア銀行の調査によると、[acf field="country_name"]のクレジットカード普及率は2021年時点で6%（※）と低く、東南アジア諸国の中でも利用が浸透していない国といえます。普及率が低いと言っても、ジャカルタなどの首都圏では旅行者向けに整備されているため、旅行者向けのショップや大型ショッピングモールなどではクレジットカードを利用できます。 一方で地元店舗などローカルな店舗だと、クレジットカードを使えないケースもあるため、クレジットカードと現金はどちらも持って行った方が安全です。

香港のクレジットカード普及率は71.6％と、世界の中でも非常に高い国です。香港では現金はほぼ使わず、小さな買い物から飲食店での支払いまで全てカードで支払うのが一般的なため、留学・旅行の際にクレジットカードは必須と言えるでしょう。

キャッシュレス推進協議会が発表した「キャッシュレス・ロードマップ2023」によると、イタリアは72.8%と上位に位置しています。（日本のキャッシュレス決済比率は30%台） そのためレストランやスーパーはもちろん、観光地への入場など様々な場所でクレジットカードを利用できます。

キャッシュレス推進協議会の「キャッシュレス・ロードマップ2021」に掲載されている世界各国のキャッシュレス比率によると、カナダのキャッシュレス比率は62%で世界第3位と、キャッシュレス化が非常に進んでいる国といえます。（日本は24.2%）カナダでは現金はほぼ使わず、小さな買い物から飲食店での支払いまで全てカードで支払うのが一般的なため、留学・旅行の際にクレジットカードは必須と言えるでしょう。

イタリアのキャッシュレス比率は14%（現金使用率が86%）と欧州の中ではキャッシュレスがそこまで進んでいません。 （オランダは55%、フィンランドは54%、スペインで87%） ただしスーパーやレストラン、公共交通機関はクレジットカードが利用できます。盗難が多いイタリアでは高額な現金は持ち歩きたくないため、クレジットカードを持っていったほうが安全と言えるでしょう。

メキシコでは、クレジットカード普及率は24%となっています。人口約 1億 2,300 万人に対して、クレジット カードは 3,000万枚発行されています。普及率24%は、他のラテンアメリカ諸国と比べても特に低く、メキシコで銀行口座を持っている人口が全体の35％しかいないことが一因と考えられています。

スウェーデンではキャッシュレス化が進み、現金を使用して支払われているのはわずか1.7%とかなり低い数値になっています。そのためショッピングモールやレストランなど、クレジットカードが使えない場所はほとんどなく、逆に「No Cash（現金お断り）」の看板を掲げて現金が使えない場所さえあります。

南アフリカのクレジットカード普及率は9％です。アフリカ自体がまだまだ普及率が低い地域ですが、南アフリカは4番目に普及率が高い国です。また、最近ではコロナのパンデミックの影響で、便利な非接触型決済や電子商取引を採用する事業者が急激に増えてきており、毎年普及率が上昇しています。2020年から21年にかけては、1年でカード決済額は3.7%から7.6％に増加しました。

ノルウェーではキャッシュレス化が進み、現金を使用して支払われているのはわずか4%とかなり低い数値になっています。そのためスーパー、ショッピングモール、レストランなど、クレジットカードが使えない場所はほとんどありません。逆に「No Cash（現金お断り）」の看板を掲げて現金が使えない場所さえあるため、クレジットカードは必須と言えるでしょう。